Georges Braque(ジョルジュ・ブラック)
ピカソとともにキュビスムを開発
ジョルジュ・ブラック(1882–1963)
フランス生まれの画家で、ピカソとともにキュビスムを創始した重要な存在。1900年のパリ万博を機に絵画を学び、アポリネールの紹介でピカソと出会い、「アヴィニョンの娘たち」に感銘を受けてフォーヴィスムから幾何学的表現へと転向した。1908〜1912年にはピカソと密接に共同制作し、作品の判別が困難なほどにスタイルが融合していた。第一次世界大戦での負傷により活動に一時中断を余儀なくされたが、戦後も創作を続け、1953年にはルーヴル美術館の天井画を依頼され、黒い鳥を描いた。生前にルーヴル入りを果たした唯一の画家であり、現在も世界中の美術館に作品が収蔵されている。